クラウド屋さんになりたい

地方でインフラエンジニアやってます。 仮想環境を含めた広義のクラウド屋さんを目指して、勉強したことや思ったことをゆるく書いてみます。 時代や最新技術の流れに置いていかれないよう、のんびりでもコツコツ頑張りたいなあ。

Nutanixバイブルを読んでみた(3.1 AHVのアーキテクチャ③)

はじめに

前回に引き続きNutanixバイブルを読み進めていきます。前回の記事はこちら。 cloudshopper.hatenadiary.com

※個人的な勉強メモとなりますので、記載内容について一切の責任は持ちません。
※また、個人的に感じたことは網掛け部分に記載しています。

今日のトピックス

Nutanix Cloud バイブル(日本語版)を読んで内容をまとめてみる。
・本記事の対象は、「Compute」-「AHV」-「3.1 AHVのアーキテクチャ」の下記1項目。
 ・「3.1.5 AHVのネットワーク」

AHVネットワークの概要

  1. Open vSwitch(OVS)ベースのネットワーク
    ・OVSとは、Linuxカーネルで実装され複数台のサーバー仮想化環境で動作するように設計されたOSSのソフトウェアスイッチ
    ・AHVは全てのVMネットワークにOpen vSwitch(OVS)を使用
    VMNICtapインターフェイスを通じてOVSと接続
    ・OVSは、VLAN・QoS・ポートミラーリング等の機能をサポート

  2. ブリッジ種類
    ・ブリッジとは、物理と仮想NWインターフェイス間のネットワークトラフィックを管理する仮想スイッチのこと
    ・デフォルトでは、br0と呼ばれるOVSブリッジと、virbr0と呼ばれるネイティブLinuxブリッジが含まれている
     ⇒br0は、VMやストレージ通信を取り扱うブリッジ
     ⇒virbr0は、CVMとAHVホスト間の管理およびストレージ通信を取り扱うブリッジ

  3. ポート種類
    ・ポートとは、仮想スイッチへの接続を表す論理構造
    ・複数の種類がある
     ⇒internalポートは、AHVホストへのアクセスに使用
     ⇒tapポートは、VMの仮想NICとブリッジ間の接続に使用
     ⇒VXLANポートは、IPアドレス管理に使用
     ⇒bondポートは、物理NICチーミングに使用

  4. ボンド(bond)
    ・ボンド(bond)ポートとは、AHVホスト上の物理インターフェイスを束ねる機能のこと
    ・束ねたインターフェイスはいくつかの負荷分散モードが設定可能
    ・デフォルトではActive-Standby(1つのNICがアクティブ、障害時にはもう1つに切替) ※推奨構成
    ・その他にbalance-slbVMごとに分散)balance-tcp/LACP(TCPセッションごとに分散)も利用可能

  5. VM NICの種類
    ・AHVは以下のネットワークインターフェイスの種類をサポート、デフォルトはAccess
     ⇒Access:単一のVLAN接続
     ⇒Trunk:1つのNICで複数VLANを扱う

  6. サービスチェーン
    ・ネットワークトラフィックファイアウォールやIDS/IDP等の仮想アプライアンスに透過的に渡す機能
    インライン処理タップ処理の2方式ある
     ⇒インライン処理:
      ・パケットがOVSを通過する途中でインターセプト
      ・パケットの内容を変更したり、許可・拒否したりすることが可能
      ・主な用途しては、ファイアウォール・アクセス制御・トラフィックフィルタリング
     ⇒タップ処理:
      ・パケットをコピーして取得して監視・分析する方式
      ・元のパケットは変更されずにそのまま流れる
      ・主な用途としては、IDS/IPS・ネットワークモニタリング・パケットキャプチャ

  7. Network Controller(AOS 6.0以降)
    ・VLANやVPCのオーバーレイネットワークを集中管理する機能
     ※オーバーレイネットワークとは、物理NW上に仮想的なNWを構築する技術
    ・brAtlasという新しい仮想スイッチを使用
    ・Prism Centralから制御され、名黒セグメンテーションやIP管理を提供

簡易的な構成イメージは以下となります。

おわりに

「3.1 AHVのアーキテクチャ」最後の章でした。Nutanix内部のネットワークに関しては目で見えない部分が多いので、文字だけでは少し分かりにくいですね。最後に簡易的な構成図を載せましたが、やはりNWはイラスト化してなんぼだなと思いました。特に仮想環境やクラウド環境では、「文字だけ見てもよくわからないときは、自分の手でイラスト化してみる」という考え方をもって今後も学習を進めていきたいです。

「Nutanixバイブル読んでみた」シリーズのリンク集はこちら!よろしければ別の章もご覧ください! cloudshopper.hatenadiary.com